ホークス上林が1軍復帰で即結果 テラス弾まで後少しの打球に「実力不足ですね」

ソフトバンク・上林誠知【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・上林誠知【写真:藤浦一都】

ファームからの好調を維持「いつでも開幕できる準備をしていきたい」

■ソフトバンク 10-5 広島(オープン戦・13日・PayPayドーム)

 ソフトバンクの上林誠知外野手が13日、広島戦で途中出場。最初の打席で左中間への二塁打を放って状態の良さをアピールした。

 春季キャンプの最後の最後に発熱して2軍落ちしていた上林が、ようやく1軍に戻ってきた。この日はデーゲームの2軍教育リーグにも出場。釜元豪外野手が右肩の不調でリハビリ組に入ったこともあり、急遽1軍入りが決まり、ナイター開始前にPayPayドームにやってきた。

 6回の守備から中村晃外野手に代わって右翼に入り、7回の先頭打者として最初の打席を迎えた。2球を簡単に見送ってすぐに追い込まれたが、6球目をうまく左中間へ運んでフェンス直撃の二塁打にした。あと少しでテラス弾かと思われる当たりに「いったと思ったんですが、実力不足ですね」と上林。しかし、この一打が一挙5得点を奪うきっかけとなった。

「(PayPayドームは)久々でしたが距離感もつかめました。ファームにいる間はずっと状態は良かったので、その感覚を忘れないようにと練習してきました。いつでも開幕できる準備をしていきたいと思います」

 ウラディミール・バレンティン外野手や即戦力ルーキーたちの加入で外野のポジション争いは熾烈を極めるが「自分のやれることをやって、(周囲に)必要だと思わせる活躍をしたい」と、走攻守すべてで上林らしさをアピールしていく。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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