「新型コロナ」で休業のパート従業員に約1億800万円 タイガースのオーナーが用意
イリッチ・ホールディングスは、キャンプ地や本拠地の従業員の休業を補償する
2020年のメジャーリーグは、新型コロナウイルス感染拡大によりキャンプが中断、オープン戦は中止となり、シーズン開幕は早くても4月9日(日本時間10日)以降となった。これによる損失は数十億ドルにのぼるともみられている。そんな中でタイガースを所有するイリッチ・ホールディングスは100万ドル(約1億800万円)を用意、パート従業員の休業補填にあてるという。MLB公式サイトのタイガース番記者や、米メディア「NBCスポーツ」などが伝えている。
MLB公式サイトのタイガース番記者ジェイソン・ベック氏は自身のツイッターにこう綴っている。「イリッチ・ホールディングスは100万ドルを用意し、新型コロナウイルスの影響で中止になったり、延期になったりして仕事がなくなったパート従業員の賃金に充てるとした。その中には、スプリングトレーニングの6試合がキャンセルになった(フロリダ州)レイクランドのスタッフも含まれる」。
米メディア「NBCスポーツ」はイリッチ・ホールディングスが新型コロナウイルス感染拡大で休業を余儀なくされたスタッフに資金を払うと言及。ベック氏の記事を引用する形で「スプリングトレーニングの6試合がキャンセルになったレイクランドのスタッフや、少なくとも2週間ほど開幕が遅れる予定のデトロイトの本拠地コメリカ・パークのスタッフが含まれている」と伝えている。
新型コロナウイルス感染拡大による影響で休業を余儀なくされた従業員に対してどう補償していくのか。今後の大きな課題となってきそうだ。
(Full-Count編集部)