開幕延期がマイナー選手を直撃 バイト始めた右腕「3時間で62ドル、悪くないな」
26歳右腕がフードデリバリーサービスのアルバイトを始めたことをSNSで報告
2020年のメジャーリーグは、新型コロナウイルス感染拡大によりキャンプが中断、オープン戦は中止となり、シーズン開幕も早くて4月9日(日本時間10日)以降となった。4月9日(同10日)開幕予定だったマイナーリーグも同様に延期が決定した。アスレチックス傘下マイナー所属するピーター・バイヤー投手が自身のツイッターを更新。アルバイトをすることを明らかにしている。
バイヤーは「マイナーリーグの給料がどうなるか誰にもわからない。だから、今夜からドアダッシュ(フードデリバリーサービス)の仕事を始めることにした。3時間で62ドル(約6692円)、悪くないな」と投稿。さらに自身のツイートにリプライする形でこうつぶやいている。
「僕らに支払われる給料のことで、文句を言いたくてこのツイートをしたわけじゃない。(もちろん、それが変わることを祈っているけど、ここで不満をいうつもりはない)。ただ、本当に今後どうなるか心配している。何が起きてもいいように何とかしないと、と思ったんだ」
26歳の右腕は昨季A+の「ストックトン・ポーツ」で37試合に登板、1勝1敗4セーブ、防御率3.38の成績を残した。度々、その過酷な現状が話題にあがるマイナーリーグ。昨季は3Aと2Aを行き来するマイナーリーガーが給料明細を公開、総支給額が1万275ドル(約110万円)であることが話題になった。新型コロナ感染拡大で先行き不透明な中、マイナーリーガーがアルバイトに励もうとするのも致し方ないかもしれない。
(Full-Count編集部)