前田健太は試合数減で「最も影響を受ける」 “出来高重視”契約で地元紙が指摘
新型コロナウイルスの影響で開幕が延期となったメジャーリーグ、試合数削減の可能性も?
新型コロナウイルスの感染拡大により、メジャーリーグの開幕も延期になった。早くても4月9日(日本時間10日)まで先延ばしとなった開幕だが、感染の広がりにより、更なる延期の可能性も取り沙汰されている。
各球団はアリゾナ、フロリダの各地でスプリングトレーニングの真っ只中にあったが、このスプリングトレーニングも一斉に中止に。キャンプ地に留まる選手、本拠地へと戻る選手と、その対応に追われており、新たな開幕日も読めないままとなっている。
そんな中で、前田健太投手がトレードで移籍したミネソタの地元紙「スタートリビューン」が、新型コロナウイルスによるツインズへの影響を想定。そして、前田が新型コロナウイルスで「最も影響を受ける選手の1人」だとされた。
開幕が延期となり、新たな開幕日が定まらない野球界。MLBでは開幕が5月にまで先送りになるとする報道も出ており、試合数削減の可能性も浮上している。「スタートリビューン」では試合数が減少した場合を想定し「ツインズに加入した右腕ケンタ・マエダは、シーズンが短縮されることで最も影響を受ける選手の1人だ」と指摘した。
今オフにドジャースからツインズへ移籍した前田。契約条件はドジャース時代から引き継がれており、インセンティブが厚い契約のままになっている。基本年俸は300万ドル(約3億2400万円)で、先発登板数や投球回数などによる出来高で最大1015万ドル(約11億円)が上乗せされるというものだ。
同紙でも「彼の契約で(純粋に基本給として)求められるのは300万ドルだが、出来高分である1000万ドルは先発登板数や投球回数から生じるものである。それがリーグと選手会の間で行わる交渉の、議題に上がる一つであることが予想される」とされ、試合数が削減となった場合には前田を代表する“出来高重視”の契約が、MLBと選手会の間での議論のテーマになるだろうと想定していた。
(Full-Count編集部)