ロッテ鳥谷、初実戦で初安打! 2打席目に左翼線へ安打、直後にスーパープレーも
巨人先発の戸郷の前に第1打席は快音響かず
前阪神でロッテに入団した鳥谷敬内野手が17日、“実戦デビュー”を果たした。2軍の練習試合・巨人戦(ロッテ浦和)に「3番・遊撃」でスタメン出場し、第2打席で左翼線への安打。ロッテの選手として初の安打を放った。
初回の守備でいきなり先頭の湯浅の打球が遊ゴロに。これを軽快に捌き、最初のアウトを取った。その裏に迎えた1打席目は、巨人の先発で昨季ドラフト6位の高卒新人ながらプロ初勝利を挙げている19歳の戸郷からフルカウントからの6球目を打ち、三塁へのファウルフライに倒れた。
初安打は3回の第2打席で生まれた。1死走者なしで打席に入ると、戸郷の初球を捉え、打球は左翼線へ。鳥谷は一気に二塁を狙ってタッチアウトになったものの、ロッテの一員として初めての安打となった。その直後の守備では若林の三遊間の打球を捕球し、ノーバウンドのランニングスローで一塁へ送るスーパープレーも。5度のゴールデングラブ賞を獲得した守備力も発揮した。
鳥谷は16年間所属した阪神でプロ野球歴代2位の1939試合連続出場、通算2085安打など輝かしい記録をマークしたが、昨年は代打を中心に74試合出場、打率.207、19安打、本塁打0に終わり、自由契約に。オープン戦期間も終盤に入った今月10日、1軍最低保障額の年俸1600万円の単年契約でようやくロッテ入りが決まっていた。