支援額は約32億円! MLB30球団が開幕延期で仕事を無くした球場スタッフへ寄付
新型コロナウイルスの感染拡大で開幕が5月中旬以降まで延期となったMLB
新型コロナウイルスの感染拡大により、米メジャーリーグは開幕は延期となった。当初は2週間程度とされていた延期だったが、16日(日本時間17日)には更なる延期が発表になり、新たな開幕は5月中旬以降になると見込まれている。
オープン戦は中止となり、各球団がフロリダ、アリゾナの各地で行っていたスプリングトレーニングも中断に。選手はそれぞれキャンプ地にとどまったり、本拠地に戻ったりして、新たな開幕の決定を待つことになった。
ただ、開幕の延期で困ったのは選手や球団だけではない。各球団の本拠地スタジアムで働く球場スタッフたちもまた、開幕の延期により仕事が無くなってしまったのだ。
そんな状況下でMLB全30球団はそれぞれ100万ドル(約1億700万円)ずつを拠出。合計3000万ドル(約32億1000万円)を各球場スタッフの支援のために寄付することを決めた。MLB公式サイトなど米メディアが伝えた。
メジャーリーグ機構のロブ・マンフレッドコミッショナーはこれを受けて声明を発表。「ここ48時間で、MLBシーズンの開幕が遅れることに影響を受ける何千人もの球場スタッフを支援することについて、全30球団の代表者から連絡を受けました。野球コミュニティの重要な一員を支援したいと、各球団が100万ドルを約束しました。詳細は各球団から発表されます。我々が愛する野球に貢献している方たちの支援へ、球団が迅速に連携したことを誇りに思います」とコメントした。
(Full-Count編集部)