ソフトバンク王会長がプロ野球16球団構想に言及「若い人にチャンスが広がる」
開幕延期については悲観せず前向く「時間をもらったと思ってやるしかない」
ソフトバンクの王貞治球団会長が19日、PayPayドームでの全体練習を視察。報道陣とのやり取りの中でプロ16球団案について触れた。
プロ野球16球団構想を唱える王会長は、アメリカのマイナーリーグを例に挙げて「自分たちの街の野球として根付いている。選手は決して高い給料ではないと思うが、(球団は)そこそこペイしているらしいしね」としたうえで「16球団にするためには底辺を広げることが大事だと思う。その中から条件をクリアしたチームが上がってくるとかね」と語った。
16球団になることによって「若い人にチャンスが広がるしフランチャイズにもできる」と若手の可能性を広げると話し、「16にするために底辺を広げていく。一気に16にはならない。目指すかどうか。今は目指していない。目指せばみんな目の色変わる。簡単なことじゃないけどね」と構想への思いを明かした。
さらに「どういうところを目指すかだよ。今、開幕日が(正式に)決まっていないのと一緒で、簡単なことではないだろうけどね」と続けた。
20日からは無観客での練習試合が始まるが「僕はお客さんなしで野球をやったことがない。ホームランを打っても、ボールが客席を転がり落ちるのは珍しいよね。開幕が決まるまでは調子を維持することが大事。そのための時間をもらったと思ってやるしかないよね」とした。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)