元Gマイコラスが復帰へ向け順調リハビリ 開幕延期で「最初からチームに貢献できる」
開幕延期を前向きに捉えるマイコラス「僕はどんな状況でも良い面を探していて、今回もいくつかある」
右前腕の屈筋腱痛で開幕が絶望的と見られていた元巨人でカージナルスのマイルズ・マイコラス投手が新型コロナウイルス感染拡大に伴うMLBの開幕延期の影響で開幕へ間に合う可能性が浮上した。
マイコラスは現在、自身2度目となる多血小板血漿(PRP)注射を受け、リハビリに努めており、1日おきにキャッチボールをできる程度まで回復しているという。地元紙「セントルイス・ポスト・ディスパッチ」は右腕の「現状と今後を踏まえると、シーズンが開幕した時に最初からチームに貢献することができると思う」との発言を紹介している。
現在、メジャーの選手たちは個々での調整を余儀なくされている。その中で打者に投げるときがきたらどうするかについてマイコラスは、「人を探すのは難しくない。ツイッターやインスタグラムで呼びかければ、明日にでもフィールドに人が来てくれるはずだよ。9人じゃないといけないね。(1か所に)10人より多くの人が集まってはいけないから。でも、フィールドにいたら、どのみち誰とも6フィート以内の距離にはならないね」と新型コロナウイルスによる措置に触れつつ冗談交じりに話した。
「僕はどんな状況でも良い面を探していて、今回もいくつかある。どのみちリハビリ中だから、このことでシーズン開幕からチームに貢献できる。そして、家族と過ごす時間が増えるよ」と開幕延期について前向きに捉えたマイコラス。思わぬ開幕延期の措置が右腕にとっては良い方向へ作用しているのかもしれない。
(Full-Count編集部)