新型コロナ、助っ人たちの反応は? NPB対応には意見割れる「矛盾」「試合ができる」
西武ニールはNPB、球団の対応を評価「状況は改善、僕たちは試合ができる」
反対に、昨季12勝を挙げ、開幕投手にも指名されている西武のザック・ニール投手はこの対応に理解を示している。米紙「サンフランシスコ・クロニクル」の電話取材で、無観客でも試合ができることに喜びを語っている。
「シーズン開幕が延期された時は過剰反応かもしれないと思ったけど、良いことだったと分かったよ。国は積極的に対策を行い、状況が改善している。僕たちは試合ができる。うまく対応していた。チームとしては全て通常通りだった。もちろん、毎日体温を測って、チームの誰も感染していないことを確認していたけどね。大人数で行動しないこと、ホテルに留まるように伝えられた。軽い隔離のような感じだった。どこへ行っても、全て消毒されていた。とても積極的に対策されていた」
また、元DeNAで韓国プロ野球(KBO)SKでの4シーズン目を迎えたジェイミー・ロマック外野手はこの騒動の中、14日(日本時間15日)に飛行機で韓国へ向かった。地元カナダのスポーツ局「スポーツネット・カナダ」の「韓国に戻ることにどう感じているの? 安全なの? クレイジーじゃないか?」との質問にこう答えている。
「そして今、世界のあちら(欧米)側でも広まり始めていて、僕は同じ質問をするよ。『そこにいるなんてクレイジーじゃないか?』。正直、そこから抜け出せて嬉しかったよ。韓国メディアの取材を受け、戻ってくることに躊躇したか聞かれた。『正直、ノー。今はあっちよりもこっちにいたい』って思ったよ」
「規則を重んじる日本や韓国のような場所では、こうしたことを抑えることがずっと簡単。『この飛行機に乗らなきゃ』と思った。韓国に行けば、責任を果たしたことになる。ここにいて、プレーする準備ができているんだ。もちろん、健康が第一だよ。家族や優先することがある。でも、契約上の義務があるんだ。給与が支払われたいなら、ここにいて責任を果たさなければならない」
全世界に広がり続けている新型コロナウイルス。MLBや欧州でのスポーツイベントも開催の見通しが立たなくなっており、事態の早い収束を願うばかりだ。
(Full-Count編集部)