不透明なメジャー開幕 元Gマイコラスは持論を展開「WCゲームをなくせばいい」
マイコラスは自身2度目となるPRP注射を受け、復活へ向けリハビリに努めている
右前腕の屈筋腱痛で自身2度目となる多血小板血漿(PRP)注射を受け、復活へ向け調整を続けている元巨人でカージナルスのマイルズ・マイコラス投手が新型コロナウイルス感染拡大に伴うメジャーの開幕延期について「ワイルドカードゲームをなくせばいい」など独自の見解を展開した。
故障の影響でマイコラスは開幕絶望的と見られていたが延期となった影響で開幕に間に合う可能性が浮上してきた。現在は1日おきにキャッチボールをできる程度まで回復しているようだ。地元紙「セントルイス・ポスト・ディスパッチ」は右腕が開幕延期した後の“プラン”について言及した内容を伝えている。
早くとも5月中旬以降の開幕となることが予想されるが果たして予定された162試合を消化できるのだろうか。マイコラスは「可能な限り多くの試合を行うのかな?」と疑問を挙げつつ「6月1日に開幕するとしたら、約2か月の延期だね。55試合。当初の9月30日のシーズン終了から1か月延期したら、更に30試合できる。オールスターブレークをなくせば、更に4試合できる。ダブルヘッダーも組み込めば、後10試合はできるね。そして、交流戦をなくせばいい」とより多くの試合数を消化するためにはどのような対応の仕方があるかを考察している。
また、冬場にさしかかる11月ごろにプレーオフを開催するのであればマイアミやアリゾナ、アナハイムなどの中立地での開催が良いとした上で「ニューヨーク、諦めて。11月は寒すぎるからニューヨークで試合をしないよ」とニューヨーク開催などは現実的ではないとした。
さらに「10月まで(レギュラーシーズンを)プレーするなら、ワイルドカードゲームをなくせばいいかもしれない。ファンのために可能な限り多くの試合を組み込む必要がある。9月や10月まで無観客になったとしても構わない。家にいて、Netflixで見るものがなくなってしまうファンがたくさんいるだろう。ファンは野球を見たくなる。テレビをつけて、好きなチームを見ることができたら、多くの人たちにとって大きいことだよ」と試合をすることの重要性を説いていた。
アメリカでは各州で外出禁止令が出るなど、新型コロナウイルスの感染拡大防止に全力を注いでいる。いまだ不透明となっているメジャーの開幕、そしてシーズン消化がどのような形でまとまることになるのだろうか。
(Full-Count編集部)