鷹・工藤監督、ソロの栗原&好投の松本を高評価「いいアピール」苦手ロッテに5連勝
2戦連発のバレンティンには脱帽「凄いですねぇ」
ソフトバンクは22日、本拠地PayPayドームでロッテと練習試合を行い、6-2で勝利した。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で延期となった“幻の開幕カード”。昨季8勝17敗と大きく負け越したロッテに3連勝し、2月の練習試合からは5連勝となった。
試合後、まず工藤公康監督は「いい結果が出て良かったと思います」と3連勝を喜んだ。2回に西田の適時打で先制すると、4回には栗原がソロ本塁打。5回にはバレンティンが2試合連続の本塁打となる特大の2ランを放って勝ち越した。先発の松本は5回にレアードにソロを浴びるなど2点を失ったものの、5回2失点とまずまずの内容。オープン戦でマークした自己最速をさらに1キロ更新する153キロを記録した。
指揮官は開幕ローテを争う右腕の好投に「5回2失点なんで良かったと思います。内容は上がっているし、勝負にいく球を力入れて投げられていた」と高評価。バンデンハークが状態を落としていることもあり「そこも踏まえて10日の開幕を目指していい調整をしてもらいたい」と語り、ローテを争ってきた二保と松本の双方のローテ入りの可能性も出てきた。
また2点目となるソロ本塁打を放ち、2安打した栗原についても「彼の場合は外野手、ファースト、キャッチャーと大変だと思うけど、頑張ってほしい。いいアピールになっていると思います」と高評価。2試合連発と好調のバレンティンには「凄いですねぇ。打席の中で色々と狙い球とか、勝負球で何が来るだろうというのを考えてやっているのが分かる。スマートさが出ている」と目を細めていた。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)