鷹スチュワートの1軍デビューに“師匠”の元助っ人右腕も感激 「本当にハッピーだ」
鷹の駐米スカウト、スクルメタ氏はスチュワートのメンターを務めてきたという
ソフトバンクのカーター・スチュワートJr.投手が、20日にPayPayドームで行われたロッテとの練習試合で1軍デビューした。2018年の全米ドラフトでブレーブスから1巡目(全体8位)指名を受けながら入団せず、日本球界入りを選んだ20歳に米メディアも注目。出身地である米フロリダ州の地元紙「フロリダ・トゥデー」が詳細にレポートしている。
「フロリダ・トゥデイ」は「日本野球の期待のルーキー、カーター・スチュワートが新型コロナウイルスの影響が心配される中、デビュー戦で勝利した」とのタイトルで詳報。本来なら日本の開幕日になるはずであった日に、スチュワートはロッテを相手に5回を投げて3安打5四球1失点という結果だった。速球は最速で95.7マイル(約154キロ)に達したと伝えている。
記事は次に、スチュワートが、メンターであるマット・スクルメタ氏とテキストメッセージや電話などで連絡を取っていることなどを伝えた。スクルメタ氏は2003年にダイエー(現ソフトバンク)に在籍し、現在はソフトバンクの駐米スカウトを務めている。「彼が勝ったんだね。それは良かったよ。スタートは最高の出来とは言えなかったかもしれないけど、彼が1軍のレベルで何が出来るかを証明したことで、コーチ達はとてもワクワクしていると思う。彼はまだ20歳だからね。今、彼は本当に、本当にハッピーだと思うよ」と語っている。
日本球界入りという決断には、スチュワートが13歳のころからメンターを務めてきたスクルメタ氏が大きく関わっていたという。スクルメタ氏は救援投手として計25球団でプレー。日本でも2シーズン(03年にダイエー、05年に楽天)プレーした。また、スチュワートのユース時代、高校時代に指導。1月28日にスチュワートに付き添って来日し、2月22日にアメリカに戻ってきたという。
「日本では、彼が一生懸命頑張っていたのを見ていた。本当にすごく努力をしていた」とスクルメタ氏は語っている。
スチュワートのホークス入りに尽力したスクルメタ氏。日本で順調にステップアップする右腕の活躍を心から喜んでいるようだ。
(Full-Count編集部)