開幕延期のMLB、選手に総額約187億円支給 ドラフトは1か月前後延期で縮小も
シーズンの短縮、中止になった場合の対応策を選手会と協議し合意
米メジャーリーグ(MLB)機構とMLB選手会は26日(日本時間27日)、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い開幕が延期となっている2020年シーズンの対応策について協議を行い、シーズンが短縮ないし中止になった場合の問題点について合意した。複数の米メディアが一斉に伝えている。
米スポーツ専門局「ESPN」のジェフ・パッサン記者は自身のツイッターで「MLBのオーナーたちは選手たちに1億7000万ドル(約187億円)を4月と5月分の給与として前払いする。関係者がESPNに語っている。もしシーズンが開催されなければ、その給与は選手が保持することになる」とレポートした。
また、開催するかどうか不透明となっていたドラフトに関して7月以降の開催とし、1か月の延期を決定。さらにパッサン氏は「今回の(MLBと選手会による)取り決めにおいて、MLBが2020年ドラフトを5巡目までに短縮する権利を持っている。関係者がESPNに明かしている。それに加え、海外FA選手との契約交渉解禁日を、遅くて2021年1月まで延期させることにもなり得る」とレポート。縮小してドラフトを開催する可能性を伝えている。
(Full-Count編集部)