ロッテ佐々木朗、井口監督衝撃のスライダーも「もっといい球を」 一問一答
佐々木朗は2度目の打撃投手でフォーク、スプリット、スライダーを解禁「打者との対戦を重ねながら修正していきたい」
ロッテのドラフト1位ルーキー・佐々木朗希投手が27日、本拠地ZOZOマリンスタジアムでプロ入り後2度目の打撃投手を務めた。初めて打撃投手を務めた24日はストレートのみだったが、スライダーと2種類のフォーク(落差の大きいフォークと、比較的変化が小さく球速が出るスプリット)を解禁した。井口監督は「スライダーはキレがよく、あまり膨らみがなくて、打者に近いところで曲がるので、球種が分かっていても捕手が対応しきれていなかった。打者も分かっていても手が出ない時があった」と衝撃を受けた様子だった。終了後、報道陣との主な一問一答は次の通り。
――プロで初めて打者相手に変化球を投げた感想は。
「良かったボールも悪かったボールもありました。もっといいボールが増えるようにやっていきたいと思いました」
――良かったボール、悪かったボールはそれぞれどんな感触だったのか。
「ここで説明するのは難しいんですけど、抜けてしまうボールもあったので、これから打者との対戦を重ねながら修正していきたいです」
――24日に1度目の打撃投手を務めた時と比べて、どうだったか。
「前より風は少なかったですし、しっかり自分の思うように投げられるように工夫して投げたので、良くなったところが多かったと思います」
――4月3日には実戦的なシート打撃に登板する。
「次は球種を伝えないで投げるので、もっと実戦的なバッターの反応が見られると思います」
――一方で、明日28日から3日間の練習が取り止めになった。
「気持ちを切らさず、できることをやっていきたいと思います」
――阪神の選手から陽性反応が出るなど、コロナウイルスの感染拡大が球界に及んでいる。
「とにかくこれ以上感染が拡大しないように、自分も気を付けていきたいと思います」
――マリンスタジアム名物の海風の中で、変化球の手応えは。
「今日は風が少なかったので、ブルペンに近い変化だったと思うんですが、バッターが立ったことで、ブルペンと同じようには投げられなかったです。もっといいボールが行くようにしたいです」