田中将大は今季中止でもFA 地元メディア「いなくなったら世界一の可能性が…」
ヤンキースの主力では田中、パクストン、ルメイヒューが今オフにFAとなる
新型コロナウイルス感染拡大により、開幕が延期されたメジャーリーグ。先行きは不透明で開幕の目途は依然立っていない。しかし、万が一今季が中止になった場合でも、選手は昨季と同じ登録日数を得られることでMLBと選手会は合意に達した。ニュージャージー州最大のニュースサイト「NJ.com」は「新しいMLBと選手会の取り決めがどのようにヤンキース、メッツ、フィリーズに痛手となるか」とし、今季終了後にFAとなる田中将大投手はタイトル獲得に“必要”な存在である伝えている。
「NJ.com」は「もし(万が一だが)2020年シーズンが全て中止となった場合でも、FAになる予定の選手は今秋にFAとなる」と説明。「これはヤンキース、メッツ、フィリーズに大きな形で影響を及ぼすかもしれない」と指摘した。
記事は、ヤンキースで契約最終年となり、「現在のユニホームで最後の試合を既にプレーしたかもしれない選手」として、今季終了後にFAとなる田中、ジェームズ・パクストン投手、DJ・ルメイヒュー内野手の名前を挙げた。
「2020年シーズンは、3人の主要なベテランたちへの難しい決断を下す前に、ワールドシリーズを制覇するチャンスであった。2021年のヤンキースは若返るかもしれないが、タナカ、パクストン、ルメイヒューがいなくなったら、タイトルを獲得する可能性が低くなるかもしれない」
入団1年目から6年連続2桁勝利を挙げている田中。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、今シーズンが万が一中止になってもFAとなる右腕を、地元有力メディアは必要不可欠な存在であると強調している。
(Full-Count編集部)