韓国ロッテがマスク装着で紅白戦!?　WBSCまで注目「対策を慎重に行っている」

WBSCは公式HPでマスクを装着して実施された韓国ロッテの紅白戦の動画などを公開

　世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルス。韓国プロ野球（KBO）は3月28日に予定していたシーズン開幕を延期、オープン戦を全試合中止とした。世界野球ソフトボール連盟（WBSC）は公式ホームページで「韓国ではマスク着用で野球の試合を実施　KBOは4月21日の開幕に望み」とのタイトルでKBOの取り組みを紹介。選手がマスクを着けた状態で紅白戦を実施する韓国ロッテ、マスクを着用して球場入りするハンファ選手の動画を公開している。

　記事によると、KBOの各球団は本拠地で練習を実施している。ロッテ・ジャイアンツは24日に実施した紅白戦をYouTubeで生中継。選手はマスクを着けてプレーしている。また、ハンファ・イーグルスはマスク着用のまま球場に到着した選手の様子を写した動画を投稿。記事は「KBOが新型コロナウィルス対策を慎重に行なっていることをアピールした」と伝えている。

　KBOはシーズンの開幕4月20日以降に延期。早ければ4月21に開幕したい意向だという。また、記事によると、さらなる予防策として海外から移籍した外国人選手らは2週間自主隔離してからそれぞれの球団練習に参加するよう求められていると韓国の聯合ニュースは伝えているとしている。

　マスクをつけての紅白戦については、米メディアも伝えている。米ヤフースポーツの敏腕記者ジェフ・パッサン氏は「これはなかなかの見物だ。KBOのロッテ・ジャイアンツは現在練習試合を行っている。フィールド上のたくさんの選手がマスクを付けながらプレーしている」としてマスク姿の韓国人選手を紹介した。新型コロナウイルス感染防止のためにマスクを着用してプレーする姿は世界で話題となっている。