カブス先発陣の成功は「ダルビッシュから始まる」 地元局指摘、他の投手に“不安要素”

カブス・ダルビッシュ有【写真:AP】
カブス・ダルビッシュ有【写真:AP】

昨季後半戦は81回2/3で防御率2.76&118奪三振をマーク、今季の開幕投手候補に

 カブスのダルビッシュ有投手は昨季の後半戦で驚異的な活躍を見せ、今季もチームから大きな期待を受けている。地元テレビ局 「NBCスポーツ・シカゴ」はカブスについて「ローテーションの活躍はユウ・ダルビッシュに端を発するものだ」と記事を掲載している。

 ダルビッシュは6年1億2600万ドル(約141億1000万円)の大型契約を結んだ2018年は故障により、8試合で防御率4.95と結果を残せず、昨季のシーズン初戦も、2回2/3で7四球と「不吉なスタート」を切った。しかし後半戦では81回2/3で防御率2.76、118奪三振でたった7四球とし、「まるで別の物語だった」と評価している。

 この活躍により、開幕投手も噂されていたダルビッシュに、記事は「カブスの成功は先発投手陣に始まるものであり、先発の成功は彼から始まるものである」と期待を寄せている。

 一方で他の先発陣には疑問符が残るとしている。ホセ・キンタナ投手は昨季13勝(9敗)をマークしたが、9月には不調に陥り、防御率は4.68だった。また36歳のジョン・レスター投手がどんなパフォーマンスを見せられるのかも不透明だと指摘している。

 そのため、ダルビッシュへの期待が相対的に高まっているようで、「問題は、彼が2019年後半に見せた成功を、2020年シーズンとその先にまで引き継いでいけるかどうかだ」としている。今季オープン戦では最速98マイル(約158キロ)を出すなど更にグレードアップした右腕。いずれ始まる今シーズンではどのような姿でチームを引っ張るのだろうか。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY