3日から自宅待機の西武、過ごし方は様々… 高橋光は「読書」、今井は「打撃練習」

寮生の今井は室内練習場でのマシン打撃「交流戦で役に立てば…」

 一方、今井の場合は寮にトレーニング機器がそろっている。「寮で自分より歳上は、ルーキーの宮川さん、出井さん、柘植さんの3人だけ。後輩にいろいろ質問されることが増えましたが、人に教えることが、自分にとっても確認になる」とうなずく。

 ただ、投球練習だけはままならない。「休みの日に、柘植さん(捕手)にわざわざ受けて下さいとは言えない。経験のない人に受けてもらって、ケガをされても困る」と諦めている。

 気分転換術は「僕は本を読まない。基本的に部屋でじっとしていられない」と言うだけに、寮に隣接する室内練習場でのマシン打撃だ。「高校時代は9番打者で自信はないですが楽しい。交流戦で役に立てばいいですけど」と笑った。

 昨季、高橋光は10勝、今井は7勝を挙げたが、ともに防御率は4点台と安定感が今一つ。西武の先発投手陣は、松坂が14年ぶりに復帰した今季も、現時点で計算が立つのは昨季12勝1敗のニール1人というのが実情だ。若獅子2人には成長が求められており、何かと不便な開幕までの期間も無駄にすることはできない。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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