大谷翔平の伝説初登板は「忘れられない」 米記者が最速160キロデビューを述懐
MLB公式サイトのプロデューサー・ギャロ氏「常識外れの投球の数々を……」
エンゼルス・大谷翔平投手の“二刀流デビュー”が米メディアから再脚光を浴びている。2年前の2018年4月1日(日本時間2日)の敵地・アスレチックス戦でメジャー初登板。6回3安打3失点と好投し、メジャー初勝利を挙げた。3月29日(同30日)の開幕戦では打者デビュー。メジャー二刀流の本格スタートとなった記念すべき日を、MLB公式サイトのエディトリアル・プロデューサー、エイドリアン・ギャロ氏が「未だに忘れることができない」と振り返っている。
投手・大谷はデビュー戦から圧巻だった。最速160キロの速球を軸に6回を3失点投球。2回に3ランを許したが、スライダーを中心に要所でスプリットを織り交ぜる配球で立て直す。6回まで4イニング連続3者凡退に退ける圧巻の投球で白星を手にした。あの興奮から2年が経ったが、それはMLB公式のギャロ氏も同じ。自身のツイッターにこう綴っている。
「2年前の今日、ショウヘイ・オオタニはエンゼルスで初登板を果たした。そして、あの日の午後に彼が見せた常識外れの投球の数々を未だに忘れることができない」
スプリングトレーニングでは投打ともに不振だったが、本拠地デビューとなった同3日のインディアンス戦から3試合連続本塁打。いきなり“二刀流旋風”を巻き起こし、同年の新人王獲得へつなげた。メジャーではベーブ・ルース以来の二刀流選手となった4・1。米メディアはその興奮を忘れられないようだ。