何故経済支援が受けられない… 球場勤務者悲痛「私たちが存在しないかのように…」
ドジャースタジアム勤務歴30年のリードさん「正しい選択をしてくれることを願っている」
メジャーリーグの職員の話によると、球団が100万ドルをどのように使うかや、どの程度の援助を行うべきかについて、リーグから制限はない。しかし、球団が100万ドルの援助を約束したのは、主に球団の雇用者に対してであるという。
記事によれば、球場で働く全ての人に支援をすることにした球団もあるという。レッドソックスは運営会社に雇用されている球場従業員も含めると語った。一方、ドジャー・スタジアム、エンゼル・スタジアムの売店を運営するそれぞれの会社は、失業手当を受ける手続きをとるようにアドバイスしているという。
エンゼルスは「どのように支援するか考えている」と支援策を考えていることを示唆。一方、ドジャースはこの件についてコメントしていない。
ドジャー・スタジアムで30年間勤務し、スタジアムにあるバーでマネジャーを務めるディーディー・リードさんは「私達はファンと直接関わっている。でも、球団は今、まるで私達が存在しないかのように扱っている。ドジャースとエンゼルスが(経済支援という)正しい選択をしてくれることを願っている」と語っている。
米メディアが「7月1日開幕」と報じたり、シーズン中止の可能性を指摘したりするなど、先の見えない今季のメジャーリーグ。支援を受けられない球場勤務者の叫びは悲痛だ。
(Full-Count編集部)