年俸総額502億円! 元GMが選ぶWBC米国代表はドリームチーム「連覇を狙う夢ロースターだ」
レッズ、ナショナルズでGMを務めたジム・ボウデン氏が21年WBC米国代表のロースターを選出
2021年の第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の米国代表への期待が高まっている。米メディア「ジ・アスレチック」のアナリスト、ジム・ボウデン氏が「WBC連覇を狙うための米国代表の夢ロースター」として選手をピックアップ。昨季の両リーグMVPに輝いたマイク・トラウト外野手(エンゼルス)、コーディ・ベリンジャー内野手(ドジャース)らが入る超豪華布陣となっている。
かつてレッズ、ナショナルズでGMを務めていたボウデン氏が選んだ28選手は超強力だ。一塁にはベリンジャーが入り、二塁にトレイ・ターナー(ナショナルズ)、遊撃にトレバー・ストーリー(ロッキーズ)。「三塁手のポジションは球界で最も層が厚く、このチームにおいて最も難しい判断だった」という三塁にはアレックス・ブレグマン(アストロズ)、捕手にはJT・リアルミュート(フィリーズ)を選んだ。外野も守れる一塁・ベリンジャーについて、「私は彼を一塁手として選んだ。その理由は、外野手で彼と同じレベルの打撃力を備えているのは何人かいるわけで、他の一塁手と比べると、彼の生産性は一線を画すからだ」と説明を加えた。
外野はまさにドリーム布陣。中堅にマイク・トラウトを選び、左翼にクリスチャン・イエリッチ(ブルワーズ)、右翼にはムーキー・ベッツ(ドジャース)をそれぞれ選出。3選手はいずれもMVPを受賞している選手たちだ。「トラウトはこの世代で最高の選手だ。イエリッチは昨年9月に怪我していなかったら、恐らくMVPを再び獲得していることだろう。2018年のア・リーグMVP、ベッツは、球界一万能な右翼手だ」と評している。
先発投手にはジェイコブ・デグロム(メッツ)、ジャスティン・バーランダー(アストロズ)らサイ・ヤング賞を受賞した投手たちに、ウォーカー・ビューラー(ドジャース)、ジャック・フラハーティ(カージナルス)の若手両右腕も選出。本来なら先発のブレイク・スネル(レイズ)、マイク・クレビンジャー(インディアンス)、シェーン・ビーバー(インディアンス)を救援投手として選んでいる。
年俸総額502億3000万円の超豪華メンバー。新型コロナウイルス感染拡大の影響で東京五輪が来夏に延期となり、来年3月の開催を危ぶむ声もあるが、元GMが「夢のロースター」と太鼓判を押す28人の共演を見てみたいものだ。
(Full-Count編集部)