韓国プロ野球は「野球のオアシスだ」 5月上旬の開幕目標に米メディア羨望

NPB・MLBでも活躍し現在は韓国のロッテに所属しているイ・デホ【写真:Getty Images】
NPB・MLBでも活躍し現在は韓国のロッテに所属しているイ・デホ【写真:Getty Images】

米紙「ニューズデイ」がチーム活動を続ける韓国プロ野球をレポートした

 大リーグは韓国プロ野球が羨ましい? 米ニューヨーク紙「ニューズデイ」は「新型コロナウイルスの危機を対処した韓国球界は我々よりかなり先を行っている」との特集記事を掲載した。

 大リーグは新型コロナウイルスの感染拡大でシーズン開幕が大幅延期に。大リーグ機構(MLB)はキャンプ地のフロリダ州、アリゾナ州に全30球団を集めてレギュラーシーズンを行うことを検討していることなどが報じられているが、なかなか先行きは見えてこないのが現状だ。そんな中で「ニューズデイ」はチーム活動をしている韓国プロ野球界に注目している。

「新型コロナウイルスのパンデミックの真っ最中の今、韓国が野球のオアシスとなっている。KBOのチームは練習を一緒にしているだけでなく、対外試合が4月21日から始まる予定だ。また、金曜日には人気のロッテ・ジャイアンツの紅白戦もテレビで中継された。もちろん、スタジアムに観客はいなかった」

 韓国プロ野球は5月上旬の無観客試合での開幕を目指している。人気球団の韓国ロッテは選手たちがマスク姿で紅白戦を行う様子をYouTubeチャンネルで公開しているが、大リーグはスプリングトレーニングも中断となっている。米メディアにはKBOが羨ましく映るようだ。

 さらに、「ニューズデイ」は韓国球界、米球界を股にかけて活動しているダニエル・キム記者のコメントを紹介。「公式戦の時のように、TVのクルーやカメラがあるけど、無観客だからね。でも僕は観客がいないことにはもう慣れてしまったよ。選手のアナウンスや、バットでボールを打つ時の音などを聞くと、やっぱり安心できた」などと語っている。選手や球団関係者に新たな感染者が出れば、「全てがダメになる」だけに、感染防止策を万全にして臨んでいるようだ。

 韓国と米国は同じ1月20日に、最初の新型コロナウイルスの感染者が報告された。米国ではウイルスの感染拡大が続いているが、韓国は積極的に検査を行うなど厳しく監視した結果、爆発的な感染拡大を防いだ。ここ数日の新たな感染者は40人以下だという。同紙は「MLBは現在、開幕のために様々にアイデアを考えている。しかし、どのようなアイデアを考えても、結局はウイルスの鎮圧にかかっている。そして、そのためには高いレベルで公衆衛生のポリシーが機能する必要がある」と伝えた。

 一日も早い新型コロナウイルスの収束を願うばかりだ。

(Full-Count編集部)

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