田中将大は「球界でもトップレベルの…」 NYメディアは早くも今オフの去就に注目
「NJ.com」が「ヤ軍がオフに検討すべき7人のFA選手」として田中を取り上げた
ヤンキース・田中将大投手の来季以降の契約に注目が集まっている。新型コロナウイルスの影響で開幕が大幅に延期となり、米ニュージャージー州最大のメディア「NJ.com」は「ヤンキースが次のオフにじっくり検討すべき7人のFA選手」として今オフの補強に注目。今季が7年契約最終年となる田中はその7選手のうちの1人として取り上げられている。
田中は14年1月に7年総額1億5500万ドル(約168億円)の大型契約でヤンキース入り。昨季まで日本人初の6年連続2桁勝利を記録するなど6年間で通算75勝(43敗)をマーク。ポストシーズンでは抜群の勝負強さを発揮している。「NJ.com」は再契約すべき選手としてピックアップ。“契約すべき理由”として「彼は信頼もできるし、頑丈で、球界でもトップレベルの2~4番手投手だ」とした。“再契約を見送るべき理由”には14年の右肘の故障歴を挙げたが、剛腕ゲリット・コールに続く先発ローテーションの一角としての活躍を求めた。
新たに獲得すべき選手にはフィリーズの正捕手JT・リアルミュート、アストロズの巧打者マイケル・ブラントリー、ドジャースの左の大砲ジョク・ピーダーソンをピックアップ。昨季まで正遊撃手だったフィリーズのディディ・グレゴリアスの名前もあげている。チームの再契約組では昨季打率.327、26本塁打、102打点とキャリアハイをマークしたDJ・ルメイヒューや先発左腕ジェームス・パクストンをあげ、「ルメイヒューはヤンキースの中の最高の野手だ。そして最高のピュアヒッターであり、(どのポジションを守るにしても)最高の守備をする選手でもある。パクストンはエース左腕としてローテを形成できる」としている。
昨オフにFA市場の目玉だったゲリット・コール投手を9年総額3億2400万ドル(約352億3300万円)で獲得。米メディアから“悪の帝国”が復活したとの声もあった。常勝を宿命付けられるヤンキースがオフにどんな動きを見せるのか。大リーグに大きな動きがない中、早くも注目が集まっている。
(Full-Count編集部)