菊池雄星も開幕延期の影響なし? マ軍コーチが投手陣の充実に自信「良い状態にある」

マリナーズ・菊池雄星【写真:Getty Images】
マリナーズ・菊池雄星【写真:Getty Images】

マリナーズのウッドワース投手コーチは現在の投手陣の状態を明かす

 今季が移籍2年目となるマリナーズの菊池雄星投手。新型コロナウイルスの感染拡大で開幕が延期となってしまったものの、オープン戦では好投を見せ、2年目の進化を感じさせていた。菊池を含む先発陣についてピート・ウッドワース投手コーチは地元ラジオ局「710 ESPNシアトル」電子版で、その充実度を語っている。

 投手はブルペン、OP戦と徐々に投げ込むことでシーズン開幕に向けて強度を上げていく。新型コロナウイルスの感染拡大で開幕が延期となり、その影響は野手以上に大きそうだが、記事でウッドワースコーチはこう否定している。

「我々の中のほとんどの選手は、投球できる施設を持っている。ほんの一握りだけではあるが、自宅にブルペンがある選手もいる。マウンドもあるし、ボールを受けてくれるスローイングパートナーもいる。我々の選手たちは皆、オフシーズンとスプリングトレーニングで作り上げた状態を維持するために、充実した設備がある」と語り、投球が出来なくなるなどの影響は少ないと語っている。

 過去30日間の選手たちの様子をみて、ウッドワースコーチは「心に余裕がある」と断言。練習環境に苦慮する野手陣と比べ、意外にも充実した日々を送っているようだ。

 大幅なフォーム変更で変化を見せている菊池のほか、マルコ・ゴンザレスやケンドール・グレイブマンが見せたリーダーシップ、そしてオープン戦での投手陣の好投など前向きな要素が多数あるとし「たくさんの選手が、我々の予想を(良い意味で)超えていた」と話す。

 菊池は現在、アリゾナのスコッツデールで家族と共に生活し、通訳相手の投球練習でシーズン中に行うルーティーンを継続しているようで「皆が健康で、シーズン開幕の準備に向けて良い状態にあるようだ」とウッドワースコーチ。前例のない状況で調整を続ける菊池だが、充実した投手陣の1ピースとなれるか。

(Full-Count編集部)

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