ヤンキースらメジャー27球団が新型コロナの抗体研究に協力 選手以外にも職員ら計1万人
メジャー30球団のうち27球団が抗体検査に協力
メジャーリーグの27球団が新型コロナウイルスの抗体研究に協力することが分かった。全30球団のうち27球団の選手を含む雇用者たち計1万人が研究に協力することを米スポーツメディア「ジ・アスレチック」が伝えている。
今回の検査は新型コロナ感染の有無を調べるもの(PCR検査)ではなく、ウイルスの抗体を調べ今後の研究に役立てることを目的にしたもの。記事では選手たちでなく案内係、パートタイムの雇用者も含まれており、自ら申し出る形で研究に協力したことを言及している。
この研究とシーズン開幕の時期を決定することは無関係であることを、研究を行っているスタンフォード大学の医師とMLB広報官が認めている。
MLB選手会の広報官も「(この研究に)参加するように依頼された選手もいることを、我々は知っている。参加することは任意だと我々は保証されている。これは独自の研究のためのものであり、リーグが活動(シーズン開幕など)の再開の時期を決めることとは一切関係ない」とコメントしている。
また、レイズ地元紙「タンパベイ・タイムス」のレイズ番記者マーク・トプキン氏によると、レイズは今回の研究に参加している球団の一つであるという。それに追随するかのように、「MLBインサイダー」のジョン・ヘイマン記者も、ニューヨークを拠点とするヤンキースとメッツも27チームのうちに含まれる球団であることを伝えている。
(Full-Count編集部)