松井稼頭央は「色々やろうとし過ぎた」 元西武助っ人が秋山翔吾に伝えたいこと
松井稼とチームメートで米で対戦経験のあるアラン・ジンター氏が米メディアに語る
今季、西武からレッズに移籍した秋山翔吾外野手。新天地で新たなチャレンジに臨むことになるが、そこには頼もしい“味方”がいるようだ。元西武の助っ人で現在レッズで打撃コーチを務めるアラン・ジンター氏。そのジンター氏はかつて共にプレーした松井稼頭央氏(現西武2軍監督)を例えに、助言を送っている。
1999年に西武でプレーし、2006年にはロッキーズ傘下の3Aにいた松井稼氏とも対戦したジンター氏。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」に対して、当時の松井稼氏について「私は(西武時代の同僚だった)カズ・マツイとも一緒にプレーした。私が一緒のフィールドでプレーした中で彼は史上最高レベルの選手だった」とその実力を認めつつ「メッツに来た時、彼は日本時代の彼とは程遠かった」と指摘している。
記事の中で、ジンター氏はその理由についても説明している。「彼は違うことを色々したりだとか、もしかしたら違う自分になろうとするために、プレッシャーを自身にたくさんかけていたのではないか。彼は色々やろうとし過ぎていた」と、メジャーに移籍し、自身のスタイルを変えようとし過ぎていたのではないかと分析している。
そして、この点を踏まえて今季からレッズに加入した秋山に対してのアドバイスを送る。「我々(レッズ)は彼(秋山)に彼らしくいてほしい。我々が届けたいメッセージははっきりしている。彼にはこっちでも彼らしさを見せてほしいし、普段の彼のプレーをしてほしい。我々がサポートしていく」と語る。秋山にとってはメジャーでの目標であり、越えるべき壁でもある松井稼氏。その日米時代を知る打撃コーチ直々の“金言”を胸に、メジャーの舞台でも結果を残せるか。
(Full-Count編集部)