「試合ができるだけマシ」無観客、ロボット応援… 開幕した台湾プロ野球に米メディア反応

試合を盛り上げたマスコットと楽天ガールズ【写真提供:楽天モンキーズ】
試合を盛り上げたマスコットと楽天ガールズ【写真提供:楽天モンキーズ】

楽天が延長12回サヨナラ勝ちした15日の試合も「興奮に欠けた」

“世界最速”で開幕を迎えた台湾プロ野球。当初の開幕日だった4月11日は予定された2試合が中止となり、12日に行われた中信兄弟対統一ライオンズの試合でシーズンがスタートした。ラミゴを買収して誕生した楽天モンキーズは2試合の雨天中止を経て、15日の統一戦で初陣を迎えた。

 この台湾楽天対統一の試合は白熱の乱打戦となり、9回を終わって7-7の同点に。今季初の延長戦にもつれ込むと、延長12回にサヨナラ本塁打が飛び出して台湾楽天がサヨナラ勝ちを収めた。無観客で行われ、ロボット応援団が“声援”を送る中で劇的な勝利を飾った。

 世界のプロリーグで先陣を切って開幕を迎えた台湾プロ野球。この試合を米メディア「12UP」も注目。無人のスタンドで飛び出したサヨナラ本塁打を「台湾プロ野球は、観客が誰もいない中でのサヨナラホームランを見ると、すごく気分が落ち込むと証明してくれた」との見出しでレポートした。

 新型コロナウイルスの感染拡大でMLBやNPBの開幕が無期限延期に。ただ、台湾はコロナウイルスの封じ込めに一定の成果を見せており、プロ野球も無観客ではあるものの、開幕を迎えることになった。楽天モンキーズでは観客の代わりにロボット応援団や厚紙でできた“ファン”をスタンドに並べていた。

 このやや異質な光景に「12UP」は「もちろん、シーズンが予定通りに行われていることは良いことだが、水曜日に空のスタジアムに楽天モンキーズの打者が打ったサヨナラホームランの音がエコーしたとき、やはり興奮に欠けるものがあった」と指摘。無観客での試合ではやはり、物足りなさがあったとした。

 現在、開幕が延期となっているMLB。アリゾナ、フロリダの両州での公式戦開催など様々なプランが取り沙汰されているが、いずれにしろ無観客になる可能性が高い。記事でも「もし、アメリカに野球が戻ってきたとしても、残念ながら、こんな感じになるだろう」としている。

 ただ、いまの世界情勢を考えると、無観客でも試合ができるだけ良いというもの。記事でも「現在の様子を見ていると、しばらくの間は、このような試合に慣れないといけないと思われる。空の球場で音が響くことは変な感じだ。しかし、野球の試合ができるだけ、まだマシである」と指摘されていた。

(Full-Count編集部)

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