ファンが選ぶ“最強の侍ジャパン”は? 田中、千賀、大谷ら豪華投手陣結成
救援部門ではプレミア12で守護神の山崎康晃がダントツの1位
開幕延期で「野球ロス」になっているファンの方々に少しでも心の隙間を埋めていただきたく、Full-Count編集部では“最強の侍ジャパン”選考をツイッターにて限定アンケートで実施。今回は侍ジャパン・投手編をお送りする。編集部の独断で先発8投手、救援8投手をピックアップ。その上位4投手の結果と、記述式で聞いた「プラスワン投票」で選ばれた上位2投手の合計10投手で“投手陣”を形成してみた。
まずは先発部門。ノミネートには現役メジャーリーガーの投手たちも“参戦”していただき、野球ファンの“夢”を後押し。投票は1度につき、複数回答を可能とした。その結果、最も多い得票率65.6%を占めた先発が2投手いた。ヤンキースの田中将大投手とソフトバンクホークスの千賀滉大投手だ。
田中は2013年のWBCを最後に侍ジャパンのユニホームから離れてはいるが、いまや日本だけでなく、メジャー屈指の投手へと成長。千賀は2017年のWBCで4試合、11イニングに登板し、16奪三振、自責点1で防御率は0.82という成績を残し、大会ベストナインにも選出されていた。世界に強い2人へのファンから期待が高かった。
得票率3位はオリックスの山本由伸投手。昨年のプレミア12で初招集され、セットアッパーとして活躍、優勝に大きく貢献した。韓国との決勝戦の8回、わずか8球で抑える好投。ストレートだけでなく、世界に通用するようなフォークボールも圧巻だった。そんな右腕を先発でも見てみたい。山本とわずか得票率2%の差で4位となったのが投手の大谷翔平(エンゼルス)。こちらは投手だけではなく、打者としてもぜひ代表で戦う姿をみたい。
救援部門で84.2%と高い得票率となったのはDeNAの山崎康晃投手。昨年のプレミア12でクローザーを務めた右腕は東京五輪でも守護神として大きな期待がかかる。チームを明るく照らすムードメーカーとしてもファンからの人気は高い。山崎に続いたのが日本ハムの宮西尚生投手。プロ野球記録の337ホールドを持つ左のセットアッパーは2017年WBC準決勝・米国戦でも登板した経験もある。貴重なレフティーはブルペンには不可欠だ。3位にソフトバンクの甲斐野央投手、4位には楽天の松井裕樹投手とバランスよく左右の投手が選出された。
プラスワン投票はノミネート8選手以外に、推したい投手を記述してもらったが、そこでもっとも票が集まったのは魅惑のサブマリン、ソフトバンクの高橋礼投手。長身から繰り出されるアンダースローはなかなか世界の打者たちも打つのは難しいだろう。プレミア12でもそれは証明済みだ。2番目にはDeNAの左腕、今永昇太投手の名前が挙がった。他にもオリックスの山岡泰輔投手や日本ハムの有原航平投手らが続いた。ロッテの高卒ルーキーの佐々木朗希投手を推す声もあった。
現実問題として、現役メジャーリーガーが東京五輪やWBCに出場するのは難しいかもしれないが、実際にこのように考えるだけでも夢は膨らむ。野球の開幕が遠のいているが、少しでも話題の“ネタ”になってもらえればうれしい。
【先発】
田中将大(ヤンキース)
千賀滉大(ソフトバンク)
山本由伸(オリックス)
大谷翔平(エンゼルス)
高橋礼(ソフトバンク)
今永昇太(DeNA)
【リリーフ】
山崎康晃(DeNA)
宮西尚生(日本ハム)
甲斐野央(ソフトバンク)
松井裕樹(楽天)