金田正の400勝&365完投、岩瀬は前人未到の… プロ野球不滅の大記録【通算成績・投手編】

投手分業制により生まれた大記録も…

 現代野球だからこそ生まれた大記録も存在する。先発、中継ぎ、抑えと投手分業制となり鉄人ぶりを発揮したのは岩瀬仁紀氏だ。

○通算成績
1002登板 ※米田哲也 949登板
407セーブ ※高津臣吾 286セーブ

 岩瀬氏は入団直後は先発としてスタートしたが、すぐさまリリーフに転向するとルーキーイヤーから65試合に登板しプロ20年間で前人未到の1000試合登板を達成している。1年平均50試合以上に登板していることになる。ちなみに2位は米田哲也氏の949試合。そしてセーブ数でも2位の高津臣吾氏(現ヤクルト監督)の286セーブを大きく上回る407セーブと際立っている。

 現役選手で唯一、通算成績でトップに位置するのは日本ハムの宮西尚生投手だ。

○通算成績
337ホールド ※山口鉄也 273ホールド
370ホールドポイント ※山口鉄也 324ホールドポイント

 ホールドは1996年にパ・リーグのみ採用していたが2005年に両リーグで正式に制定。この数字も岩瀬氏と同じく投手分業制の時代により脚光を浴びるようになった。300ホールドは前人未到の域に達しており、2位は巨人で活躍した山口鉄也氏の273。大きな故障もなく現役を続けている宮西は自身の記録を塗り替える400ホールドも視野に入っている。

(Full-Count編集部)

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