江夏豊の401Kに“無敗”、90試合の鉄腕も…プロ野球不滅の大記録【シーズン投手編】
阪神の久保田智之はシーズン144試合のうち90試合に登板する鉄腕ぶりを発揮
現在はシーズン200三振を記録すれば最多奪三振のタイトルに手が届く中、シーズン400奪三振をマークしたのは1968年の阪神・江夏豊氏だ。
○江夏豊 49試合登板、329回、25勝12敗、防御率2.13 401奪三振
※1961年 西鉄・稲尾和久 353奪三振
プロ2年目の1968年に成し遂げた大記録。当時の日本記録保持者だった稲尾氏の354奪三振を抜き、354奪三振目を巨人・王貞治氏から奪ったエピソードは有名だ。三振といえば1971年のオールスターで記録した9連続奪三振も大記録として残っている。2000年代を見せてもシーズンで最も三振を奪ったのは2011年の日本ハム・ダルビッシュ有(現カブス)の276奪三振。江夏氏の数字がいかに飛び抜けているかが分かる。
“鉄腕”の異名を誇ったのは2007年の阪神・久保田智之氏だ。
○久保田智之 90試合登板、108回、9勝3敗、46ホールド、防御率1.75 101奪三振
※2019年 西武・平井克典 81試合登板
ウィリアムス氏、藤川球児と共に「JFK」としてリーグ屈指の中継ぎ陣を形成。この年は藤川が抑えに回り、久保田氏はセットアッパーとして起用され144試合中、90試合に登板しフル回転。自身初のオールスターにも出場した。
その他にも勝率1.000、無敗でシーズンを終えた投手は1936年のタイガース・景浦将氏、1937年のタイガース・御園生崇男氏、1981年の日本ハム・間柴茂有氏、そして2013年の楽天・田中将大の4人だけ。景浦氏は8試合の登板で6勝0敗、御園生氏は15試合に登板し11勝0敗、間柴氏は27試合に登板し15勝0敗、田中は28試合に登板し24勝0敗1セーブだ。
(Full-Count編集部)