監督去就に影響? 新型コロナ禍で全球団スタッフの一時解雇&減給を容認へ
マンフレッド・コミッショナーは5月1日から球団スタッフの一時解雇、減給を認める通達をする
新型コロナウイルス感染拡大の影響で開幕が大幅に延期となっている大リーグ機構(MLB)が全30球団に対して、球団スタッフの一時解雇、減給を認めることとなった。米メディア「ジ・アスレチック」など米複数メディアが伝えている。
これまでにブレーブス、フィリーズ、ジャイアンツの3球団は5月31日まで球団スタッフに給与を支払うことを約束しているが、依然としてシーズン開幕は不透明。多くの球団の経営は圧迫されている。こうした状況を受け、マンフレッド・コミッショナーは各球団に対して5月1日から球団スタッフの一時解雇を認める通達をするという。
球団経営を支えるための緊急措置。記事では「その決定により、新型コロナウイルスが大流行するこのご時世で、球団は選手以外のスタッフを遥かに扱いやすくなる。球団は必ずしもこのような対応(一時解雇や減給)を取る必要はないが、2020年シーズンの延期が続く状況下において、この決断は大規模な財政的圧力を被っている球団に対して安心感をもたらす可能性があるだろう」と伝えた。
「選手以外のスタッフ」にはメジャー、マイナーの監督、コーチや球団フロント、スカウトも含まれるという。新型コロナ禍による財政難。いよいよメジャー球界を直撃することとなりそうだ。
(Full-Count編集部)