鷹ドラ1佐藤、寮生活では内川、松田宣の打撃研究 「今の状況を無駄にしたくない」
若鷹寮の実態明かす「食事も1テーブル1人」
ソフトバンクのドラフト1位ルーキー・佐藤直樹外野手が22日、ファーム施設の筑後から初のオンライン会見に応じた。
PayPayドームと筑後市のファーム施設に分かれて自主練習を行ってきたソフトバンクは、この日初めて「ホークス ベースボールパーク筑後」からのオンライン会見を実施。ドラフト1位ルーキーの佐藤が報道陣の質問に応じた。
自らの現状について「やれることは限られていますが、その中でも体がなまらないようには動かせています」と語る佐藤。ルーキーイヤーでいきなり味わう試練に「初めてのプロ野球の世界。お客さんがたくさん入ったところでプレーしたいと思っていたので、早く開幕してほしいという思いはあります」と、素直な気持ちも口にした。
筑後の若鷹寮で暮らす佐藤は「野手と投手の練習時間も違うし、話をする機会がなくて寂しい」と語るとともに「食事は1テーブルに1人、シャワーも2つ空けて使っていますし、ウエイトの器具も使用後はしっかり消毒しています」とコロナ対策の実情も明かした。
自室ではYouTubeなどで内川聖一や松田宣浩ら同じ右打者の映像を見ながら研究し「いろいろ試しています」と、今の時期だからこそできる理想のバッティングフォーム探しに懸命で「今の状況を無駄にしたくない。いざ開幕した時にこういう期間があって良かったと思えるように」と前向きに捉えた。
最後は「ファンの方が(開幕を)一番楽しみにされていると思う。僕らもしっかりと準備をして、たくさんのお客さんの声援を楽しみに頑張ります」とメッセージを送った。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)