【私が野球を好きになった日2】野球美女の坪井ミサトさんが負けた「甘い誘惑」
中学生まで野球に打ち込んだ「バッティングが大好きでした」
それ以降、中学3年生まで野球に打ち込んだ。内野手、外野手、それから捕手とあらゆるところを守れる万能選手だった。ただ、どこよりも好きだったのがバッターボックス。小学校の時に撮った打席の写真を見るといつも思うのが、バットはかなり短めに持っているが、打ちたい気持ちが前のめりになっている、ということだ。
「バッティングが大好きでした。(試合では早く)バッターボックスに入りたかったです(笑)。投げてくるボールが怖い、打席が怖いという意識はなかったですね。どちらかというと『打ちたい』という気持ちばかりです。初ホームランは小学校3年生の時。レフトの頭上を超えたランニングホームランでした」。
写真は野球が大好きなことを証明している。
芸能界に入り、初めてのテレビ出演は野球に関する仕事だった。4年ぶりにボールを握ったのだが、野球の魅力にまた目覚めた。
「今では野球をやっていて、本当に良かったと思いました。私は、野球を伝えるという仕事もさせていただいているので、野球のこと、勉強をして、(自身の)ウェブサイトなどでも届けていければいいなと思っています」
野球を見ることも、草野球でプレーすることも大好きな坪井さん。この未曾有の事態に活動も制限されているが、この時間を新しいことにチャレンジする時間に充てて、SNSやホームぺージなどで発信していくという。
「私を見て、下がっている気分を少しでも上げてもらえればうれしいですし、元気になってほしいなと思います」
野球少女だったから、特に野球をやっている女子たちに元気を失わないでもらいたいという思いも強い。必ず今の経験が「野球をやっていて、本当に良かった」と思える日が来ることを信じてほしい。そう願っている。