カメラマン厳選の名シーン プレミア12世界一・秋山合流の瞬間「これぞ仲間って感じ」
2009年の第2回WBC以来、10年ぶりとなる悲願の世界一に輝いた瞬間
新型コロナウイルスの感染拡大でいまだ開幕の見通しが立たないプロ野球。選手、ファンにとってはもどかしい時間が流れていることだろう。少しばかりでも野球ファンの気が晴れればと、Full-Countではカメラマンがプロ野球“珠玉”の一枚を厳選。ここでは昨年のプレミア12から、優勝の瞬間、負傷で離脱した秋山翔吾外野手を迎え入れる侍ナインの写真を紹介する。
2019年11月17日、東京ドームで行われた「第2回WBSCプレミア12」決勝戦。日本は韓国を5-3で下し、2009年の第2回WBC以来となる10年ぶりの世界一に輝いた。大会直前に行われたカナダとの強化試合では秋山が右足に死球を受け負傷、メンバーから離脱していた。決勝の行方を見守っていた秋山だが、試合終了間際にグラウンドに降りて歓喜の輪へ。写真ではナインからもみくちゃにされる姿が収められている。
写真を撮った荒川カメラマンは「ベンチの稲葉監督を撮ってたんでんすが、マウンドのほうが盛り上がってて、アッと思ったら秋山が輪に加わるところだったので慌ててシャッターを切りました。秋山本人は少し恥ずかしそうな様子だったけど、松田や会沢からの手荒い歓迎を受けてからは、喜びを爆発させていましたね。首脳陣よりも先にチームの輪に迎えられる姿に、これぞ“仲間”っていう感じがしました」と歓喜の瞬間を振り返った。