日本人投手の“天敵”を独自調査! 前田は剛腕投手、ダルは天井ツンツン男?
ダルビッシュはベテラン捕手セルベリに打率.600、前田はシンダーガードに2被弾
ダルビッシュが最も“天敵”とするのはマーリンズの34歳捕手フランシスコ・セルベリ(マーリンズ)だろうか。打率.600(10打席6安打)、1本塁打、1打点、出塁率.600、長打率1.100、OPS1.700。セルベリに次ぐ苦手打者としては、デレク・ジーター氏(ヤンキース)を挙げておきたい。14年に現役引退し、現在はマーリンズの共同オーナーを務めている“キャプテン”には打率.556(10打席5安打)、1四球、出塁率.600、長打率.778、OPS1.378と苦手としていた。“3位”もヤンキース一筋のブレット・ガードナーになるだろうか。球審への不満からダグアウトの天井をバットで激しく突く抗議する好打者には打率.429(15打席6安打)、4本塁打、4打点、出塁率.467、長打率1.286、OPS1.752。本塁打の多さが特に顕著であることが伺える。
前田健太は前ジャイアンツのスクーター・ジェネット、前マリナーズのデナルド・スパンにそれぞれ打率.455(11打数5安打)と相性は良くなかったが、現在はいずれもFA。昨季シーズン32本塁打を放ったケーテル・マルテ(ダイヤモンドバックス)には打率.471(17打席8安打)、出塁率.471、長打率.471、OPS.941と相性は良くなかったが、前田は今季からア・リーグのツインズへ移籍。交流戦で対戦する機会はあるのだろうか。
前田の“天敵番外編”としては剛腕ノア・シンダーガードを挙げたい。メジャー挑戦1年目の16年5月11日で投げ合い、先制ソロ、逆転3ランとまさかの2打席連続被弾。その剛腕は3月下旬に右肘のトミー・ジョン手術を受けて今季全休が決まっているが、もしかしたら最も苦手としている“打者”なのかもしれない。
すでに引退やFAとなっている選手もピックアップしたが、こうした打者の特長からちょっとした傾向も見えてくるかもしれない。新型コロナウイルスの影響で生じた“空白”期間で、日本を代表する投手たちがどう修正するか。今はシーズン開幕を気長に待ちたい。
(Full-Count編集部)