広島は2番・鈴木誠也、4番・會澤翼!? セイバー指標から12球団の打順を考察

鈴木に次ぐOPSを残している會澤翼を4番に据えるのはどうか…

 広島で“最強”の打者といえば、この男しかいない。鈴木誠也外野手だ。昨季は140試合で打率.335、28本塁打87打点、OPSは12球団でトップの1.018をマークした。まさに日本を代表する強打者である。やはりこの鈴木に数多く打席を回さない手はない。エンゼルスのトラウト同様、セイバーメトリクスでいえば、鈴木は2番に置く選手だ。

 広島で鈴木に続く打撃指標を残すのは、実は捕手の會澤翼。昨季は打率.277、12本塁打63打点だが、出塁率と長打率を合わせたOPS.826は鈴木、バティスタ(退団)に続くチーム3位だった。キャッチャーというポジション上、1番は厳しいので4番で起用してみるのはいかがだろうか。

 1番に据えるのは西川か。會澤に続くOPSをマークしており、出塁率も鈴木、會澤、バティスタに続く数字を残している。チームでは指折りの好打者となっている。まだ25歳と伸び盛りで、更なる成長も見込めるだけに重要な1番を任せたい。

 そして3番と5番だ。3番には新助っ人のピレラでどうか。今季加入したばかりで実力は未知数だが、オープン戦では出塁率.429、OPSは.909と高い数字を残している。期待も込めてピレラを3番、そして、5番には松山を据える。松山は昨季はOPS.701だったが、2018年までは.800以上を記録している。

 6番から8番までは打撃指標の順に並ぶ。菊池は近年のOPSは.700前後。野間は昨季、出塁率では菊池をわずかに上回っているものの、OPSでは劣る。昨季大不振に終わった田中広は2018年までの成績であれば、上位に入れてもいいが、昨季の成績も見て8番とした。2番に鈴木誠也という、この並び。果たしてファンの皆さんはどう見るだろうか。

【表】大きな違いが… 広島の今季予想オーダーとセイバー目線で組んだオーダーを比較

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