DeNAロペス、オンライン会見で危機感も 「1年契約だけに試合数が減るので難しくなる」

オンライン会見を行ったDeNAのホセ・ロペス【写真:宮脇広久】
オンライン会見を行ったDeNAのホセ・ロペス【写真:宮脇広久】

勝負の単年契約「いつ開幕してもいいようにコンディションを整えトレーニングに励む」

 来日8年目、DeNAのホセ・ロペス内野手が26日、オンライン会議システム「Zoom」を利用し記者会見に応じた。

 高校球児のような短髪で現れたロペスは「気分転換で、自分で刈りました」とニヤリ。米アリゾナ州在住の家族は5月に来日する予定だったが、コロナウイルスの感染拡大でメドが立たなくなっているという。

 外出禁止が続く中、「自炊を始めました。アレパ(故郷ベネズエラの伝統的な薄焼きパン)を作っているよ」と明かす。自宅では新たに購入したエアロバイクを毎日、朝30~40分、夜に1時間こぐ日々だという。

 昨季は一塁手として4年連続5度目のゴールデングラブ賞に輝き、打撃でも長男のホセ・ロペス・ジュニアさんの13歳の誕生日の7月21日に満塁弾を放つなど、相変わらずの勝負強さを見せ、31本塁打、84打点をマーク。一方で、打率は来日後ワーストの.241にとどまり、三振はメジャーリーグ時代を通じて初めて3ケタに乗り107に上った。

 昨年は8000万円ダウンの今季年俸1億5000万円で単年契約を結び、勝負の年となる。36歳の助っ人は「1年契約だけに、試合数が減るので難しくなる。少ない試合数の中で、1本塁打、1打点でも多く稼がなくてはならないが、いまできることは、いつ開幕してもいいように、コンディションを整え、トレーニングに励むことだけだと思う」と危機感もにじませた。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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