台湾プロ野球コロナ対策に元MLB左腕は困惑 唾吐きなど禁止に「不可能に近いこと…」

昨年までタイガースに在籍していたライアン・カーペンター【写真:Getty Images】
昨年までタイガースに在籍していたライアン・カーペンター【写真:Getty Images】

昨年タイガースでプレーしたカーペンター投手は今季から楽天モンキーズに移籍

 “世界最速”で開幕を迎えた台湾プロ野球。新型コロナウイルスの封じ込めに成功しており、無観客開催ではあるものの、その動向に世界中から注目を集めている。

 同リーグでは様々なコロナ対策が行われているが“助っ人たち”にとっては少し厳しいこともあるようだ。MLBネットワーク公式ツイッターは昨年までタイガースでプレーし今季から楽天モンキーズに移籍したライアン・カーペンター投手の“苦悩”を伝えている。

 台湾プロ野球ではコロナ対策として試合中は唾を吐く行為、噛みタバコや、ヒマワリの種を口にする行為が禁じられている。メジャーでは日常茶飯事の行為ができなくなりカーペンターは「不可能に近いことだね。頭の中ではそうしないように出来るだけ考えるんだけど、投手である僕としては習慣の一つのようなものだから。つい忘れてしまって、次はやらないようにする」と悩みを打ち明けている。

 メジャーリーグと台湾プロ野球の違いを問われると「違いはたくさんあるけど、まず初めに思い浮かぶのは、5回にタバコ休憩があることかな。それは間違いなく(MLBとは)違うことだよね。5回終了後に、7~8分ほどタバコ休憩があってそこから6回が始まるんだ」と指摘。

 選手、コーチ、審判、ファンら球場全体が“タバコ休憩”を行うようで「全員だよ。彼らにとっては非日常的なことではないみたいだけど」と、驚きの声を上げている。

 噛みタバコ、ヒマワリの種、唾を吐くなど、これまで意識していなかったことを直すには少し時間がかかりそうだ。

(Full-Count編集部)

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