鷹・工藤監督「話すことで楽になってくれれば」 1軍野手全員と電話会談

投手陣の自主練習を視察したソフトバンク・工藤監督【写真提供:福岡ソフトバンクホークス】
投手陣の自主練習を視察したソフトバンク・工藤監督【写真提供:福岡ソフトバンクホークス】

工藤監督は投手コーチと交代で投手の練習をチェックしている

 ソフトバンクの工藤公康監督は29日、本拠地PayPayドームで行われた投手陣の自主練習を視察に訪れ、その後、オンライン会見で報道陣の取材に応じた。その中で、1軍の野手全員に電話をかけ、コンディションの状態やメンタル状態の聞き取りを行ったことを明かした。

 現在、PayPayドームとファーム施設で分かれての自主練習期間としているソフトバンク。最少限の人数に止めるために首脳陣も日替わりで選手たちのチェックを行っている。野手陣はコーチに一任、工藤監督は基本、投手コーチと交代で投手陣の練習を見ている。野手とは顔を合わす機会がないため、電話でコミュニケーションを図ったという。

「状態だったり、ストレスに感じていること、不安に思うこと、先のことを考えている選手もいるので、話すことで楽になってくれれば、と話しました」と工藤監督。今後もしばらく自主練習期間が続くことから、選手たちのメンタルケアのために3日間かけて、中断前まで1軍にいた野手全員と話をした。

 開幕日はまだ決まらず、仮に開幕を迎えたとしても当初は無観客での開催となると想定される。「プロ野球の開幕を楽しみに待っているファンの皆さんにとって、ドームの臨場感ある中で見られないのは残念だと思う。ただ、これも感染を拡大させないためにはやむをえない措置。もしそうなれば、テレビの前で勇姿を見ていただけたらと思います」と工藤監督は語っていた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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