中日は理想的オーダー、2番福田も一手? セイバー目線で12球団の打順を考察
想定されるオーダーはセイバーメトリクスの目線でもかなり理想的
昨季、セ・リーグで5位に沈みながら、リーグトップのチーム打率.263をマークした中日。広いナゴヤドームを本拠地しているため、本塁打数は12球団で最も少ないが、主力の打者たちの打撃指標は決して悪くない。
そして中日の打線は、セイバーメトリクスの指標から見ても、かなり理想的な並びとなっている。チーム内で打撃指標のトップに位置する面々が上位打線を固めており、組み替える要素はあまりないと言える。
その中日で打撃指標がトップなのは福田永将内野手、そしてダヤン・ビシエド内野手が続く。福田は出塁率.358、そしてOPS.877を記録している。ビシエドは出塁率が.374、OPSは.870。この2人を打線の核に据えたい。
この2人に続くのが助っ人のソイロ・アルモンテ外野手。昨季は174打席にとどまったが、OPSはビシエドに匹敵する.868だった。打撃指標でから言えば、アルモンテをスタメンで起用したいところだが、福田と同じ左翼がポジションのため、起用は難しいか。
そしてアルモンテに続くのが高橋周平内野手、平田良介外野手、大島洋平外野手の3人。この中で出塁に優れるのは大島で出塁率はチームトップの.376だ。出塁に優れる大島を1番、そして2番に福田、4番にビシエドと並べ、ビシエドの前後を平田と高橋で固める並びはどうだろう。最も信頼のおけるビシエドを2番に据えても面白いが…。
6番に置く阿部寿樹もOPS.742と平田らと遜色ない数字を残している。京田はOPS.615と打撃指標は低いが、セ・リーグの遊撃手でトップの守備指標を残しており、守備面での貢献度が大きい。京田は7番に置き、8番に捕手を置くオーダーが良いだろう。
開幕に向けて予想されるオーダーと大きく違わない中日の打線。2番をどう考えるか。ファンの皆さんはこのオーダー、どう考えるだろうか。