開幕迎えた韓国プロ野球 “異彩”放つ始球式に米も注目「とてもクリエイティブ」
透明な大きなバルーンに少年が入ってマウンドからホームまで歩く
5月5日にシーズンが開幕した韓国プロ野球界。新型コロナウイルスの感染拡大が下火となりつつあり、様々な感染防止策を行った上で無観客開催で、台湾プロ野球に続いてシーズンの開幕を迎えた。
選手たちのハイタッチ禁止やユニホームを来ていない関係者の手袋とマスクの着用など、感染拡大防止策を行った上で試合を行う韓国プロ野球。それは試合前に行われる始球式も同様。感染対策を考えた上での、ちょっと“異質”な始球式に米メディアも注目していた。
米全国紙「USAトゥデイ」は「KBOの球団は、バブル(球状のもの)に入った男の子でソーシャルディスタンスを保った始球式を行った」とレポート。KTウィズ対ロッテジャイアンツの一戦で行われた始球式を取り上げた。
「始球式のセレモニーも忘れられないものとなった」と伝えた「USAトゥデイ」。この試合では、大きな透明なバルーンに入った少年が、マウンドからバルーンに入ったままホームまで歩くという形で“始球式”に。ボールは投げず、捕手とはバルーン越しにハイタッチをするにとどまった。
記事ではこの一風変わった始球式を「これまでの始球式とは全く異なっていたが、現在の状況を考慮した、とてもクリエイティブなものだった」と称賛している。開幕を迎えた韓国プロ野球だが、こんなところにも感染防止の策を取り入れていた。