イチロー氏は「マーリンズ史上最高の控え選手」 MLB公式がレジェンドの功績を称賛
2015年にマーリンズに移籍したイチロー氏はメジャー通算3000本安打など節目の記録を達成
新型コロナウイルスの感染拡大で開幕が延期となりMLB公式サイトはこれまで様々な企画を行ってきたが、今回は“球団史上最高の控え選手”を特集。マーリンズでは2015年に移籍してきたイチロー氏が選出されている。
2015年1月にヤンキースからマーリンズに移籍したイチロー氏は当時41歳。DH制のないナ・リーグでプレーするのも初めてで、マーリンズにはクリスチャン・イエリッチ、ジャンカルロ・スタントンら強力な外野陣を形成しており、記事では「マイアミに馴染めるのか多くの人たちが不思議がり、その懐疑心は正当なものだった」としている。
第4の外野手、代打要因としての役割を求められるイチロー氏だったがメジャー通算3000本安打、日米通算4257安打を放ち、ピート・ローズ氏の通算安打数を超えるなど数々の偉業を達成。若い選手たちの見本になるなど球団に残したものは大きかった。
その契約は理にかなったものだっただろうか? との疑問にも「答えは、声を大にして“イエス”だろう。その理由はイチローが貴重なベンチ要員として3年間プレーし、その過程で彼は特筆すべきMLBでのキャリアにおいてまだ完了していなかった仕事を片付けた」と指摘している。
イチロー氏がマーリンズ時代に放った代打安打数は偶然にも背番号と同じ「51本」で、ウェス・ヘルムスの56本に次いで球団史上2位であることも言及している。
「このレジェンドはマーリンズ史上最高の控え選手だ」
レギュラーとしての活躍を見せることはなかったが、マーリンズでイチロー氏が残した功績は色褪せることはない。
(Full-Count編集部)