新型コロナで今オフFAの田中将大にも影響か? 米記者が“厳冬”を予想

ヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】
ヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】

新型コロナウイルスの影響でMLB全体でも大きな経済的損失が…

 新型コロナウイルスの感染拡大で開幕が大幅に遅れている大リーグ。各球団で大きな経済的損失が出ている中、“オフの恒例”となっている大型契約にも影響が出そうだ。米放送局「NBCスポーツ・ボストン」は米記者の見解を伝えている。

 今オフのFA市場で最大の注目を浴びることが予想されるのがドジャースのムーキー・ベッツ外野手だ。18年に首位打者、リーグMVPに輝き、レッドソックスの世界一に貢献。米メディア間でベッツの“相場”はエンゼルスのマイク・トラウト外野手の12年4億3000万ドル(約463億円)に近い超大型契約と予想されていた。だが、新型コロナで各球団が大打撃。「NBCスポーツ・ボストン」は米ラジオ番組に出演した米メディア「ジ・アスレチック」のピーター・ガモンス記者のオフの予測を紹介した。

「僕が球界でムーキー・ベッツ以上に好きな人物はあまりいないよ。僕は彼のフリーエージェントの契約が、3億5000万ドルから4億ドル(約376億~430億円)ぐらいになると思っていた」

「今は、もし今シーズンプレーが出来て、ベッツがこの冬のフリーエージェントで2億5000万ドル(約269億円)くらいもらえることが出来ればラッキーと思っている」

 新型コロナが及ぼした経済的影響はしばらく続くと予想しており、ガモンズ記者は球団が高額な契約を結ぶようになるまで数年が必要と言及。「みんなが望むような状態に戻ることは2023年まではありえない」と、選手たちにとっても厳しい状況が続くことを予想している。

 日本人選手ではヤンキースの田中将大投手が今季7年契約の最終年。オフにFAとなる。果たして、どのような契約を勝ち取るのだろうか。

(Full-Count編集部)

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