鷹・高谷、MLB通算54勝ムーア撃ち3ラン「結果は出来すぎ」 38歳が健在アピール
捕手としては和田、東浜の球を受けた「時間を有効に使ってしっかり投手と話を」
ソフトバンクのベテラン・高谷裕亮捕手が26日の紅白戦で3ランとタイムリーの4打点の活躍を見せ、紅組の勝利に大きく貢献した。
紅組の捕手としてスタメン出場した高谷は、2回表の第1打席でマット・ムーアのスライダーをうまくすくい上げ、右翼ホームランテラスへ3ラン。6回表にも二塁に走者を置いた場面で松本裕樹から右前へタイムリーを放った。
実戦の打席で見る投手の球に「正直速く見えますけど、しっかりコンタクトしなきゃいけないので」としながら、“今季1号”に「結果は出来すぎですね」と笑った。
この日受けた和田毅と東浜巨の球について「和田さんは自分で納得してないようでしたが、球の走りは良かったと思いますし、東浜も目的を持って取り組んでいるし、球は良かったと思いますよ」とベテラン捕手らしく分析。つい先日まで野手と投手が分かれて練習をしていたこともあり「一緒にできる時間を有効に使って、しっかり話をしていきたい」と投手陣とのコミュニケーションにも力を入れていく。
開幕が決まり「気持ちが引き締まる」という高谷は「今年はリーグ優勝してファンの方々と喜びを分かち合いたい。ファンに勇気と力を与えられるように、準備を怠らずにやっていきます」と、開幕に向けて気合を入れ直した。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)