米ドラフト候補の“Tora Otsuka”とは? 大塚晶文氏の22歳息子を徹底解剖
宮城県生まれの22歳でサンディエゴ大では俊足巧打の1番打者「父はいつもお手本です」
大リーグ公式サイトは27日(日本時間28日)、6月10日からオンライン開催されるドラフト会議の指名候補選手として、パドレス、レンジャーズなどで活躍した大塚晶文氏の長男でサンディエゴ大の虎之介外野手を挙げた。
虎之介は1997年12月16日、宮城県生まれの22歳。サンディエゴ大の公式サイトによると、身長175センチで右投げ左打ちの外野手。俊足巧打のプレースタイルで主に1番打者を任され、1年時には43試合出場(42先発)で打率.316、0本塁打、16打点、10盗塁を記録。ここまで大学通算111試合出場し、打率.295、115安打、2本塁打、52打点、15盗塁を記録している。
父・晶文氏のメジャー挑戦と共にサンディエゴに移住し、マーリンズ傘下の加藤豪将内野手や通算163勝を挙げているブレーブスのコール・ハメルズ投手の母校であるランチョ・バーナード高出身。大学サイトによると、ワシントン州立大、オレゴン大など複数大学からスカウトされる有力選手と紹介されている。体重は1年時の体重77キロから体重82キロとなっており、体も出来てきているようだ。
ランチョ・バーナード高時代の2017年には将来を嘱望される存在として地元紙「サンディエゴ・ユニオン・トリビューン」がソフトボールをする長女・ひかるさんと共に特集。また、地元サンディエゴの有力高校生を紹介する「プレップインサイダー」は大学進学前の虎之介本人にインタビュー。公式YouTubeサイトではインタビュアーから「スーパースターと話せて嬉しいよ」と語りかけられ、「僕と父とは異なっています。僕は自分が出来ることをみんなに示すだけです。(父は)たくさんアドバイスをしてくれます。メンタルについても、スキルについても。父は小さい時から助けてくれています。父はいつも僕のロールモデル(模範、手本)です」などと話している。
すでに大リーグ公式サイトの選手名鑑にも「Tora Otsuka」と紹介されている。今年のドラフト会議は新型コロナウイルス感染拡大の影響で各球団の指名は従来の40巡目から5巡目までに縮小されるが、例年にない“狭き門”をくぐり抜け、さらに、かつて父が躍動したメジャーの舞台に立てるのか。6月10日(日本時間11日)からのMLBドラフト会議の行方に注目だ。
(Full-Count編集部)