野球の形はなぜ「ダイヤモンド」と呼ばれるのか? バッターが一塁へ走る理由は
ラウンダーズは15世紀のイングランドで始まったとされる
ラウンダーズは15世紀のイングランドで始まったとされる。バットでボールを打って、4つの塁を回って帰ってくると点が入るという基本的なルールはその当時から変わらない。ちなみにラウンダーズは、今もアイルランドやイングランドでは学校の授業に取り入れられ、子供に人気のゲームだ。地域によっては、5つの塁を回るラウンダーズもあったようだ。しかしほとんどの地域で4つの塁を回っていた。
これが、移民によってアメリカにもたらされ、野球になったと考えられている。以後、ダイヤモンドのサイズは何度か変更された。
野球のダイヤモンドでは、本塁、一塁、三塁は、ダイヤモンドの角に合わせて置かれている。が、二塁だけが少しずらして、ベースの中心が角に来るように置かれている。これは、野球規則に、野球のダイヤモンドを作るときには、まず本塁を決めて、そこから127フィート3インチ3/8(38.795メートル)先に二塁ベースの中心を置くと決められているからだ。
そして本塁から90度の角度で一塁線、三塁線を引き、二塁ベースの中心から一塁線、三塁線の交点の位置に角を合わせて一塁、三塁ベースを置く。一塁、三塁間も二塁、本塁間と同じ127フィート3インチ3/8(38.795メートル)だ。