BC栃木、練習試合で17安打14得点で快勝! 寺内監督「いい形で表現してくれた」

現役時代は巨人で活躍したBC栃木・寺内崇幸監督【写真:細野能功】
現役時代は巨人で活躍したBC栃木・寺内崇幸監督【写真:細野能功】

高卒1年目のルーキー若松聖がソロアーチ「まさか入るとは思わなかった」

 NPBに足並みをそろえ、今月20日からの開幕が決まったルートインBCリーグの栃木が6日、小山運動公園野球場で埼玉武蔵と対戦し14-5で大勝した。

 高卒1年目のルーキーで6番に入った若松聖覇(島原中央高)が9回に「ストレートだけにタイミングを合わせた。まさか入るとは思わなかった」と右翼へソロアーチを放つなど、フレッシュな顔ぶれで終わってみれば17安打14得点。

 昨年リーグ初制覇した寺内監督は「1点差を守り切る野球から、打のほうが強いイメージ。今年は打に元気がある」とコロナショックを振り切るような勢いに笑顔を見せた。

 4月中旬からリーグのガイドラインに沿って、すべての活動を休止してきたが、自主練習で開幕に備えてきた選手たちの努力が結果となって現れた。開幕しても当分無観客試合が続き、報道陣は入場時に検温、記者席にも立ち入れず、取材はスタンドからとなった。

「少しでも気を抜いて、油断するといつ感染者を出すかわからない。もっといろいろ試行錯誤しないといけない」と話す寺内監督だが「久しぶりの試合に、(選手たちは)いい形で表現してくれた」と幸先のいいスタートに、シーズンの手応えを感じ取っていた。

(細野能功 / Yoshinori Hosono)

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