超大物代理人ボラス氏のマイナー救済策は「違反」 選手会がストップかける
代理人ボラス氏は解雇された顧客のマイナー選手へ年間給与を支払うと約束していた
大リーグ選手会が超大物代理人のスコット・ボラス氏の“善行”に待ったをかけた。ボラス氏が運営する「ボラス・コーポレーション」は契約を結び、解雇されたマイナー選手へ年間給与を支払うことを約束したが、選手会は代理人規則に反するため行わないように通達したという。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」が伝えている。
超大物代理人によるマイナーリーガー救済策。同メディアによると、選手会はボラス氏の気持ちは「善意的」としたものの、実際に行動に移さないように伝えたという。これを受け、ボラス氏は慈善事業団体「ボートライダーズ」へ寄付することを決めたようだ。
ボラス氏が代理人規則違反の罰則は科されない。また、ジ・アスレチックは「選手会はマイナーリーガーたちを救済するための方法を模索している最中ではあるが、詳細を明かす段階ではないと関係者は語っている」と伝えている。
(Full-Count編集部)