楽天涌井、古巣・西武に4回2安打無失点 練習試合再開後は7イニング連続ゼロ封

西武との練習試合に先発した楽天・涌井秀章【写真:宮脇広久】
西武との練習試合に先発した楽天・涌井秀章【写真:宮脇広久】

“苦手”源田を148キロ直球で空振り三振に仕留めた

した楽天・涌井秀章投手が10日、メットライフドームで行われた古巣・西武との練習試合に先発。4回2安打4奪三振2四球無失点の快投を演じた。

 前回登板の3日のDeNA戦で3イニングをパーフェクトに抑えた涌井は、この日も立ち上がりから好調。3回には2四球で1死一、二塁のピンチを背負ったが、源田をカウント0-2から外角高めの148キロ速球で空振り三振。続く森を内角低めのスライダーで遊飛に仕留めた。ロッテに在籍した昨季は3勝7敗、防御率4.50とふるわず、特に西武には6試合で1勝3敗、対戦防御率4.73と散々。源田を18打数8安打、対戦打率.444と苦手にしていたが、研究のあとを見せた。

 続く4回も、先頭の山川に中越え二塁打を浴びたが、中村を空振り三振、栗山を二ゴロ、スパンジェンバーグを遊ゴロに打ち取って得点を許さなかった。

 西武に在籍した9年で85勝、FA移籍先のロッテで6年で48勝を挙げた涌井。最近は3年連続で負け越しているが、古巣相手に復活の予感を漂わせた。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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