“代替甲子園”にプロからも喜びの声が続々 西武・山川「プロ野球も全面協力するべき」

西武・山川穂高【写真:荒川祐史】
西武・山川穂高【写真:荒川祐史】

日本高野連は中止になった今春選抜の出場校による代替試合を甲子園で行うと発表した

 日本高野連は10日、8月に甲子園で新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止になった今春選抜の出場校32校による代替試合を行うと発表した。春に涙をのんだ球児への“救済措置”に、プロ野球界からも喜びの声が上がっている。

 西武で今季からキャプテンを務める源田は「3年生にとっては、予選を経ての甲子園ではないですけど、やってきたことの発表会のような場になると思うので、よかったなと思います。甲子園は高校野球やってる選手はみんな目指す場所なので、思い出になるんじゃないかなと思います」と話し、出場予定の母校・大分商の後輩に向けて「思い切り楽しんでほしい。それだけです。やり切ったと思える試合をしてほしい」と語った。

 1年先輩の現阪神の藤浪とバッテリーを組み、春夏甲子園連覇を達成した森は「ホッとしてますね。このまま試合をせずに引退ってなるのは悲しいというか、今までやってきたことがなかったことになるので、夢の舞台の甲子園で1試合でもできるってのは、よかったんじゃないかなと思います」と感慨深げ。母校の大阪桐蔭も招待されており「何をプレゼントするかは決めてないですけど、役に立てるものをプレゼントしようと思ってます。いつも自分だけで決めてるわけではないので、桐蔭の部長さんとか監督と相談しながら、何かプレゼントできればと思っています」と話した。

 山川は「必ず何かやってあげるべきだとは思っていた。それは大人が決めることで、子供たちが本当に喜ぶことを考えてあげられたら1番いい。こういうことになりましたが、(代替大会は)高校生がこれからの人生で前を向いていけることだと思うので、うれしい」と笑顔。一方で、各都道府県で対応が分かれている夏の大会の代替についても「夏のやつはまだなんですか?」と気にかけ、「(夏の大会の代わりにも)また何かやってあげられれば。そこに関してはプロ野球も全面協力すべき。何か思い出に残ることをやった方がいい」と熱弁を振るった。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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